最近一番手に取る本です。kindleもあればいいのに。
この本の中の
P118に犬の優位性について書かれているところを今日はピックアップしてみます。
犬以外の動物には(もちろん人間にも)相手より優位に立ちたいというう衝動性はある
と書かれていて、もっともなことですよね?
なのに、犬だけが、犬の優位性について議論されているのはなぜだろう?と続いてます。
で、
と言ってます。
私もそう思っています。
飼い主さんは犬の支配性やら優位やらそんなもの知らなかったり、どうでもよかったりするのに
何か困ったことがあったとき
専門家に相談したり
インターネットや本で調べると
犬は人の上に立とうとして困らせるような行動をするのだ
と教えられたり情報を得てしまっている、
ように思います。
犬や飼い主さんを取り巻く状況がよくないし、
学べば学ぶほどおかしな方向につれて行かれる状況が未だあります。
著者のマークベコフが紹介している
トレイシークルーリックの記事です。

本の中にここから引用されている分があるので転載してみますね。
「優位や順位と言った言葉を使えば、どちらかと言えばして欲しくない犬の行動のほとんどすべてを便利に記述できてしまうかもしれない。けれどもそうしてしまえば、人々はそれ以上調べることをやめてしまい、なぜ犬がそんな行動をするのかを知るための手がかりが永遠に得られなくなってしまう。さらに悪いことに、この言葉を使うことによって犬がある種の権力闘争で優位に立とうとしたと解釈し人は犬を罰するのである」
優位とか支配とか、ドミナンスという言葉を使って犬をコントロールするのも同じことで、
どうしても横文字使われると思考停止してしまう方も少なくないと感じます。
私はどちらかと言うと犬目線で犬と人との関係性を観察する人なので
ドミナンスや支配、優位などと言ってなぜ犬とわざわざ衝突する方法を選ぶのだろう?
と、頭の中に煙が充満してきます。
犬たちはめっちゃ混乱してますね。
飼い主さんが調べるとき、思考停止に陥らない情報をTOPに持ってこれるように
発信し続けるし、フィールドで犬語のレクチャーを続けて行きたいです。
夏場はお散歩トレーニングもリードワークも開催できませんので
良かったら「犬の森」へ!
犬語の世界へどうぞ。

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